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2025年04月26日

制度をフル活用するなら!マイナンバーカードのススメ



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マイナンバーカード、使ってる?制度をもっと身近にするカギ!
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マイナンバーカード、みなさんお持ちですか?
「写真付きの身分証として使ってるだけ」「なんとなく作ったけど使い道がよくわからない」という方も多いのではないでしょうか。

先日、知人の確定申告をお手伝いする機会がありました。
その方のマイナンバーカードを使って、スマホから医療費控除の申請を行ったところ、
なんと5万円もの還付金が戻ってきたんです!
「そんなに戻るなんて知らなかった…!」と驚き、喜ばれて、こちらも嬉しくなりました。

ちなみに、医療費控除は過去5年分までさかのぼって申請可能。意外と見落とされがちな制度ですが、
マイナカードがあれば申告の手間もぐっと減らせます。

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■ 活用①:医療費控除がラクになる
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医療費控除とは、病院代や薬代など、1年間にかかった医療費が一定額を超えると、
確定申告で税金の一部が戻ってくる制度です。

マイナンバーカードを使えば、「マイナポータル」という国のサイトから
自分の医療費情報を自動で取り込むことができます。
これまでは領収書を1枚ずつ集めて入力していたのが、スマホで画面の通りに進めるだけで完了。
作業のハードルがぐんと下がるんです。

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■ 活用②:年金や健康保険の情報も見られる
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「年金っていくらもらえるの?」「健康保険ってどうなってるの?」
こうした疑問にも、マイナポータルで簡単にアクセスできます。

たとえば、障害年金や遺族年金の申請状況や手続きの確認も可能。
また、病院で使える「マイナ保険証」としても機能するようになってきていて、
保険証の持ち歩きがいらなくなる未来も近いかもしれません。

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■ 活用③:失業・育児・介護…生活の手続きにも
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マイナンバーカードを持っていると、ハローワークの失業手当申請、児童手当、介護保険など、
さまざまな行政手続きがオンラインでできるようになっています。

これまでは役所に行って何度も書類を書いていたようなことが、家からスマホで済むケースも。
とくに体調が悪いときや、育児中の方にはありがたい変化です。

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■ 利用にはどうする?
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「なんだか難しそう」と思うかもしれませんが、意外とシンプルです。
使うには、マイナンバーカードとパスワード、そしてスマホ(またはPCとカードリーダー)があればOK。
マイナポータルの公式サイトから、ガイドに沿って進めれば、すぐに登録ができます。

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■「個人情報が心配…」と思う方へ
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マイナンバーカードについて、「個人情報が漏れたら怖い」と感じる方もいます。
ですが実際には、ポイント発行のために作るクレジットカードや、銀行口座の開設のほうが、ずっと多くの個人情報を取り扱っています。

また、ネット経由での情報漏洩を心配する人も多いですが、きちんとパスワード管理をしていれば、セキュリティリスクは大きく下げられます。
むしろ、パスワードが漏れる原因の多くは、メモ書きをスマホやパソコンの近くに貼っていたり、周囲から見える場所に置いていたりするケースと言われています。

大切なのは、怖がることではなく、正しく使うこと。
基本的なセキュリティ対策を意識すれば、マイナンバーカードも安心して活用できるツールになりますよ。

これからの時代、制度を「知っている」だけでなく、「使いこなせる」ことが安心につながります。
まずはできることから、一歩ずつ使ってみませんか?

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次回予告:「安心のつもりが損してる?貯蓄型保険の中身をチェック!」

「とりあえず安心だから」と貯蓄型保険に入っていませんか?
実はそれ、保険会社を通じた“投資”かもしれません。
次回は、保険・投資・貯金を整理して、家計を守る考え方をやさしく解説します!  


Posted by 奄美のとある医療従事者 at 07:05公的制度

2025年04月15日

月5,000円の保険よりも効く!?知らなきゃもったいない制度



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医療費こわい…でも制度を知れば安心できるって本当?
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病気やケガって、考えるだけでちょっと不安になりますよね。
「もし入院することになったら、すごいお金がかかるんじゃ…」と心配になる気持ち、よくわかります。
だからこそ、「医療保険には入っておいた方がいい」と思う人が多いのではないでしょうか。

実際、「医療保険に入っていたおかげで助かった!」という声も耳にします。
たとえば入院したときに1日5,000円の給付金が出て、結果的に3万円もらえた、など。

でもここで、ちょっとだけ立ち止まって考えてみてほしいことがあります。

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本当に「得」してる?保険料とのバランスを考えよう
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「得した!」という声の裏側には、毎月コツコツと支払ってきた保険料の存在があります。

たとえば、ある人が月5,000円の医療保険に10年間加入していたとしましょう。
その場合、5,000円 × 12か月 × 10年 = 600,000円。

一方で、いざ入院して高額療養費制度が使われた場合、
実際に自己負担した医療費はたとえば57,600円(※年収370万円前後の場合の上限)だったとします。
さらにそこに「5日間入院して25,000円の保険金が出た!」という話になると、トータルで約8万円のリターン。

…でも冷静に見てみると、保険料として60万円を払っていたわけです。
つまり、実際には50万円以上の差額がある、ということになります。

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「でもベッド代とかは別でかかるんでしょ?」という声に対して
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よくある声として、「でも入院したらベッド代とか食事代もかかるじゃないか」というご意見もあります。

確かに、差額ベッド代(いわゆる個室代)や食事代などは、保険適用外の自己負担になります。でもこれは、旅行や出張でホテルに泊まるのと同じ感覚で考えてみてください。

ふつう、誰かがケガしたからといって「無料で食事と宿泊が提供される」のは、現実的ではありませんよね。
入院というのは、治療だけでなく“滞在”も含まれているわけです。
だからこそ、この部分は自分で備えておく必要があるのです。

そのためには、「民間の医療保険を手厚くする」という選択肢のほかに、「貯金で備える」という方法も十分に現実的です。

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「保険=不要」ではない。助け合いのしくみとしての役割
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こういう話をすると、「じゃあ保険は全部ムダなの?」と思う方もいるかもしれませんが、決してそうではありません。

保険はもともと、みんなで少しずつお金を出し合い、困ったときに助け合うという「相互扶助」の考え方から生まれたもの。
病気やケガは誰にでも起こり得るもので、そのときに支え合える制度は、社会にとってとても大切です。

だからこそ大切なのは、「なんとなく」ではなく、本当に必要な保障かどうかを、自分自身で見直してみることです。

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公的制度を知ることが、保険選びの第一歩
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日本には、公的な医療保険制度がしっかり整っています。
診察代が3割負担で済んだり、高額療養費制度で医療費が戻ってきたりと、
知らずにいてはもったいないような制度がたくさんあります。

こうした制度を知ったうえで、「じゃあ自分はどんな備えがあれば安心かな?」と考えることがとても大切です。

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自分の暮らしにあった“必要な保障”を選びましょう!
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「保険は安心のための買い物」とよく言われます。
でもそれは、自分の生活や収入状況、公的制度を理解したうえで選ぶからこそ“安心”になるのです。

これからは、「全部入りの保険」ではなく、「本当に必要な保障だけを選ぶ」ことがポイントになる時代かもしれません。

保険も貯金も、制度の活用も、自分らしいバランスを見つけていけるといいですね。

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高額療養費だけじゃない!医療や生活を支える制度いろいろ
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医療費や生活を支えてくれる公的制度は、実はたくさんあります。

たとえば、1年の医療費が一定額を超えたときは医療費控除で税金が戻ることも。
働けない期間が続く場合には、会社員なら傷病手当金で給与の約2/3が支給されます。

退職したときの失業手当(雇用保険)、重い病気や障害を負った場合の障害年金、家族に万が一のことがあったときの遺族年金なども、大事な支えになります。

どれも「知らないと使えない」制度ばかり。
少しずつでも仕組みを知って、安心の選択肢を増やしていきましょう!

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【 次回予告:制度をフル活用するなら!マイナンバーカードのススメ 】
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マイナンバーカード、せっかく作ったのに「身分証代わりにしか使ってない…」という方、多いのでは?
実はこのカード、公的制度を活用するうえでとっても便利なんです!
次回は、医療費控除や年金、各種手続きに役立つマイナンバーカードの活用術をご紹介します。  


Posted by 奄美のとある医療従事者 at 07:04公的制度

2025年04月08日

公的制度を知って、家計を見直し!

お久しぶりです!更新がずいぶん空いてしまいました。
楽しみにしてくださっていた方、ごめんなさい。
これからは、AIの力も借りながら、奄美での暮らしに役立つ情報をこつこつお届けしていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

さて、今回は「公的制度を知って、家計を見直し!」がテーマです。




みなさんは「公的制度」と聞いて、どんなイメージを持ちますか?
「難しそう」
「自分には関係なさそう…」
と感じてしまう方も多いかもしれません。
でも実は、公的制度は私たちの毎日の暮らしを支える、とても大事な仕組みです。

たとえば、病院での診察が3割負担で済むのは「公的医療保険」があるからです。
さらに「高額療養費制度」という制度を使えば、1か月にかかる医療費の上限が決まっていて、一定額を超えた分は後で払い戻されます。
たとえば、年収370万円ほどの人なら、月に約57,600円を超えた分が戻ってくるのです。

こうした制度を知っておくと、「入院に備えて高い保険に入らなきゃ」と思わずに済むこともあります。
つまり、公的制度をうまく活用すれば、民間保険の内容を見直すきっかけになります。

たとえば、月に5,000円の医療保険に入っていたとします。
「このくらい払えるからいいか」と思っていても、年間にすると 5,000円 × 12か月 = 60,000円。
この60,000円を働いて得るには、時給1,000円のアルバイトなら60時間分。
決して小さな金額ではありません。

このお金を、貯金に回したり、最近上がってきた食費や光熱費の補填に使えば、日々の暮らしが少しラクになるかもしれません。

もちろん、すべての保険をやめる必要はありません。
でも「この保険、本当に今の自分に必要かな?」と立ち止まって考えてみることが、家計を整える第一歩になります。

公的制度は、知れば知るほど「使える味方」になってくれます。
難しそうな内容でも、できるだけわかりやすく紹介していきますので、一緒に学びながら、安心して暮らせる生活づくりをしていきましょう!

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次回予告:「病気やケガ、こわいけど…知ってると安心な制度まとめ!」

病気やケガって、考えるだけでちょっとこわいですよね。
でも実は、そんなときに頼れる制度がいろいろあります。
次回は、医療費のしくみや安心できる公的制度について、わかりやすくご紹介します。  


Posted by 奄美のとある医療従事者 at 08:30公的制度

2024年09月29日

最強の医療保険はこれだ!



生命保険、医療保険、火災保険など•••さまざまな保険が存在しているのは、みなさんご存知と思います。

その中で今日は、職業柄もあって医療保険に関連して、
『これが最強の保険!』というものを紹介します。

ズバリ、国民皆保険高額療養費制度です。
これらは公的保険の分類になります。

国民皆保険は、日本国民全員が入ってるものですね。
このおかげで私たちは3割負担(人によっては1割や2割)で医療を受けることができます。

社会保険料として引かれる額は年々上がってはきていて家計に痛いですが、
ずっと昔は身分の違いや金銭的な事情で医療を受けられない時代がありました。
そう考えると、国民皆保険はとてもすごいものだと感じます。

そして、高額療養費制度。高額医療費制度と呼ぶ人もいますが、これもすばらしく•••
外来受診も入院・手術、薬代すべてを含めて、収入によって支払う限度額が設けられています。

たとえば、全額100万の医療費がかかった場合、窓口で支払う金額は医療費3割負担の人で30万となりますが、
高額療養費制度を申請していると実質の負担が8万7000円ほどになります(※年収が370〜770万の人の場合です)。
これは年間で何回までという制限はなく、毎月適用されます。


ここだけの話、私は民間の医療保険に入っていません。
以前は月2000円の生命保険もかねた保険に入っていましたが、契約内容をよく見直した結果不要だと判断しました。
年間2万4000円節約できました。

そして、最近知人の奥さんが入院され手術されたそうです。
奥さんの親御さんが医療保険に契約されていたそうで、給付額やこれまでの支払額、医療費と、細かい金額を知人が教えてくださいました。

【某医療保険A】

前納(9年11ヶ月分):1,067,397円(月額換算8,970円)

受け取った保険給付金:290,000円

差額:290,000円 - 1,067,397円= -777,397円

【某医療保険B】

前納(9年11ヶ月分):1,332,260円(月額換算11,196円)

受け取った保険給付金:760,000円

差額:760,000円 - 1,332,260円= -572,260円

実質、マイナスとなってしまっていますね•••


そして、手術費用、入院費用等で実際の請求額は297,718円だったそうです。 
高額医療制度適用により実際に病院に支払った金額は、92,708円とのこと。

結果論となりますが、民間の医療保険に支払っていた保険料およそ2万円を貯金していれば、
9年11ヶ月で238万円を突然の医療費などに対応できる資金にできていた、ということになります。


「何があるかわからないことに備えるのが保険だろう!」
と指摘される方もいらっしゃいますが、日本に住んでいれば医療費は貯金で賄えます。

支払う金額がまだ小さいので、なかなか価値を感じられないかもしれませんが、
日本で公的保険対象となる治療は「国に認められた標準治療」です。
標準治療は世界では『ゴールデンスタンダード』と言われています。
世界の研究データを集め、科学的根拠の上で効果があると認められた、とても信頼性のある治療方法なのです。

「生活に余裕がないから保険が必要だ」
こう考えることは、公的制度や民間保険の内容をよく知らないから、という原因があるかもしれませんね•••?

金融庁が配布している、公的制度のリーフレットがありましたので、ご参考に▼
https://www.fsa.go.jp/ordinary/insurance_leaflet.pdf


先日は、レプリコンワクチンを発売する明治ファルマが、
ネット上でデマを流し続けている個人や団体に激おこになってるよというニュースを見ました。

そりゃあ、ワクチンの作用や免疫機構を理解していない人たちに、ネットで嘘を書かれたらたまったものじゃないですよね•••
もしそのデマを信じて差別や誹謗中傷、暴力が起こったら、というのもありますし、
コロナの重症化リスクが高い患者さんたちがワクチンを打たず、コロナに感染したら•••
想像するとゾッとします。

今回のワクチンデマ騒動は、オイルショックやコロナ禍初期の「トイレットペーパーがなくなるぞ!」のように見えますね。
情報は本当、受け取ってそのまま感情的になるのではなく、まず落ち着くことが必須です。

明治ファルマが一般の方向けに、ワクチンの情報をわかりやすく説明しています▼
https://www.meiji-seika-pharma.co.jp/meiji-rep/for-public/
  
タグ :医療保険


Posted by 奄美のとある医療従事者 at 07:13公的制度