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2024年10月21日

注射の痛みを和らげる方法

先日職場でインフルエンザワクチンを打ってきました!

職場のインフルエンザワクチンは皮下注射で、痛いんですよね。。
(インフルエンザの症状に苦しむよりはずっとマシですが…)

そこで今回は、以前聞いたことがある『注射の痛みを和らげる方法』を試してみました。

結果…いつもより痛くなかったです!
この記事ではその方法をお伝えします。注射が苦手なお子さんだけでなく大人もおすすめです。

①注射する部位を冷やす
職場の冷凍庫にあった保冷剤を直前まで注射する部位にあて、冷やしました。
保冷剤がなければ、よく冷えた缶やペットボトル入りの飲み物も有効です。

注射する直前までおよそ1分ほど冷やすと効果が出やすいです。

調べてみると他にも方法があったのでご紹介します。

②注射の前に、針を刺す場所を押したり、軽く叩いたりする
注射の前に皮膚を圧迫したり叩することで刺激が脊髄に伝わり、注射の痛みが脊髄でブロックされ脳に伝わりにくくなります。
この方法は、コロナワクチンといった筋肉注射で効果が確認されているそうです。

③深呼吸し、注射を刺されている間は息を吐く
息を吐くことで副交感神経が優位になり、痛みを緩和できるとのこと。

やり方は、
『注射の針を刺す直前から刺し終わるまで、もしくは注射の薬剤が全部注入し終えるまで意識して息をはく』
という方法です。

言われてみたら、針を刺される時って息を止めてることが多いかも、と思いました。

④母乳や甘いものを飲む
甘いものを飲むことで、体内で作られる痛みをコントロール物質・内因性オピオイドが分泌され、痛みが和らぐということが原理らしいです。
予防接種の2〜3分前に飲むのが有効と言われてます。
次回、注射する機会があった時試してみようと思います。

母乳が有効とされるのは、
・母親に抱かれることで安心感がある
・母乳を吸うという行為で気をそらすことができる
・母乳の甘さから内因性オピオイドが分泌される
といったことが関係しているようです。

⑤薬を使う
これは痛み止めの飲み薬ではなく、貼り薬や塗り薬として製剤化されている局所麻酔薬のことを指します。
透析前や、レーザー脱毛前に使用されていることが多いですね。

こういった薬は医師による処方が必須となり、また注射の痛みを和らげるために使用する場合は健康保険が適用されず、薬代は自己負担となります。
目が飛び出るほど高価ではありませんが、可能なら事前にかかる医療機関に問い合わせておくのがおすすめです。

【お子さんの予防接種を控えた親御さんへ】
予防接種の前にはお子さんにその必要性を話してあげたり、注射を終えた後には「痛い注射をがまんして受けて、よく頑張ったね」とたくさん褒めてあげてください!
お子さんが予防接種を受ける理由を納得していると、注射の不安や怖さを感じにくくなり、痛みにも立ち向かうことができます。

注射があることを知らせると嫌がって逃げ出すから、と、お子さんに事前に伝えることなく病院に来られる方がいらっしゃいますが、こうするとお子さんにとってはかなりストレス。。
注射に対するトラウマを植え付けてしまう可能性があります。

「病気から守ってくれる注射だよ」と目的をお子さんがわかるように話す、
「じっとしていればすぐに終わるから、頑張ろうね」と励ますなど、
お子さんと向き合う気持ちを持っていただきたいです。


Twitter(現X)では以前、HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)対象年齢となった娘さんが怖がらないようにと、お父さんが一緒にワクチンを打ったと報告されているつぶやきを見たことがあります(娘さんは公費対象ですが、お父さんは自費接種)。

年齢を考えると、このお父さんがHPVワクチンを受ける効果は小さい可能性がありますが、娘さんはお父さんも一緒に打つということで孤独感がなくなり、ワクチンを打つ恐怖も和らいだと考えます。


これからインフルエンザなど予防接種をする方が増えてくる季節になりましたね。

注射の痛みを和らげる方法を知り、予防接種への抵抗感が少しでも小さくなれば嬉しいです。
予防できる感染症は対策を行いましょう!

金額が張りますが、今年は点鼻型(鼻から接種するもの)のインフルエンザワクチンが承認されました
一説によると、注射よりも効果が高いとか…!?

弱毒生ワクチンなので使えない方もいらっしゃいますが、注射が嫌という方は検討してみてもいいかもしれません。
奄美ではいつ導入されるのかな…?私が知らないだけならいいのですが。
  

Posted by 奄美のとある医療従事者 at 09:17ワクチン医療

2024年10月08日

医薬品とサプリメントの違い

多忙で間が空いてしまいました。すみません、、
あれから患者さんからワクチンに関して質問を受けることがありました。

説明したところ、
「そうよね、国が承認したものなんだから安全だって示されてるものね。
コロナにかかるほうが怖いですもんね」
と、安心して帰られています。

ノイジーマイノリティがどれだけ声が大きいかを感じました。

『国民で人体実験している』
というものがどんなに夢物語なのか、それがわかる記事に今回のものはなっています。


【サプリメント・健康食品の位置付けと関連する法律】

サプリメントや健康食品は、”食品”に位置付けられます。
サプリメントってカプセルや錠剤のような、一見薬に見える形になっていますが、「栄養補助食品」です。
医薬品ではないんですね。
医薬品ではない、ということは…次の項目に続きます。


【薬機法との関連】

日本には医薬品、医薬部外品、化粧品などの製品の品質や有効性、安全性を確保するために、製造、表示、販売、流通、広告などについて細かく定められた法律、薬機法(やっきほう)というものがあります。
(正式には『医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律』で、略して薬機法と呼ばれます。以前は薬事法(やくじほう)と呼ばれていました)

こういった製品は体への影響が大きいため、適切な取引や使用を促すことで、人々の健康や生命を守るのが目的です。

サプリメントや健康食品は食品のため、誤解を招くような広告表現は消費者の健康や生命に悪影響を与える恐れがあり、薬機法上で規制されます。

ですが、製品の広告には効果がありそうな言い方で書かれていますよね。。
食品なので栄養を補助するメリットや、また企業の研究で得られたデータを参考に説明はしているのでしょうが、
情報をまず疑ってしまう私としては、

「栄養なら食材から摂取するほうがコスパいいんじゃないかな?」
「研究の対象が人じゃなく試験管や動物で得られた結果なら怪しいな。
もし人での研究だとしても人数が少ないなら信用できないかな〜」

と考えてしまいます。


【医薬品が市場に出るまで】

医薬品が販売されるまでには大きな道のりがあります…
企業が「この成分はこんな効果がありそうだぞ!」と研究でわかった後、医薬品として以下の条件が必須となっています。

①有効性の確保
特定の病気や症状に対して有効かどうかを、臨床試験などを通じて科学的に証明される必要があります。

②安全性の確保
副作用や有害反応が発生する可能性があるため、それらのリスクを十分に評価し管理します。使用する際のリスクが最小限であることが求められます。

③品質
製造過程や保存・保管条件など厳密に管理し、高い品質基準を満たす必要があります。

④法的規制
製造販売の承認、販売後の評価、情報提供の義務などによって、厚生労働省といった規制当局によって厳しく管理されます。

⑤公共性と安定供給
安定的に供給されることが求められます。
(昨今は入荷できない状態の処方せん医薬品が増えているのが現状ですが…)

⑥情報提供
適切に使用されるために、添付文書や薬剤師による説明などを通じて使用方法や効果、副作用についての必要な情報が提供されます。

このように医薬品は安全かつ効果的に使用されることが保証されます。

ちなみに、医薬品を適正に使用したにも関わらず副作用によって重篤な健康被害が起きた場合には、被害者やその遺族に対して医療費や年金などの給付を行う公的な制度、『医薬品副作用被害救済制度』というものが使えます。
これはワクチン(予防接種)も対象です。
副作用被害の起きた医薬品は添付文書の改訂や医療機関・薬局に緊急安全性情報(イエローレター)や安全性速報(ブルーレター)が迅速に通知されます。
(※ちなみにメディアで話題になった医薬品・ワクチンのほとんど(というかほぼほぼ)こういった通知がありません)


【”食品”が安全とは限らない】

「けど、食品だから飲んでて体に何かあることはないのよね?」
→残念ながらそうとも言い切れません。

つい先日来局された患者さんが、『オメガエイド』というサプリメントを飲んでいると話していました。
この製品の成分は、DHA・EPA・ARAというもの。
もの忘れが気になるから飲み始めたとのことですが、DHAやEPAは魚の油から取れる成分で、摂りすぎは出血傾向を起こす可能性があります。

膝関節が痛むという人はよく、グルコサミンという成分が入っている製品を飲んでいるイメージがありますが、このグルコサミンは抗凝固薬(いわゆる血液さらさらの薬)のひとつ・ワーファリンと飲み合わせが悪く、ワーファリンの作用を強くしてしまうことがあります。

これら以外にも、たとえば肝障害が起きていて原因を調べるとサプリメントだったという例があるくらい、「食品だから安全」とは言い切れません。。

サプリメントの摂取で、知らないうちに栄養素の過剰摂取を起こしていたということも•••。


【そのサプリメント、本当に必要ですか?】

「今まで飲んでて大丈夫なんだから、飲んでていいでしょ?」
→どうしても必要と思うのなら。しかし、家計に困ってないですか?

もちろん製品にもよりますが…
なかなか高価じゃないですか?

仕事柄、サプリメントや健康食品を毎月5000円以上購入されている患者さんをよく見かけますし、YoutubeなどのSNS広告に流れてくる製品を覗いてみると高額だなと思うものが多いです。

栄養に詳しいわけではありませんが、栄養は食材から摂取するほうがコスパがいいと考えます。
「料理できるほど時間がなく、忙しい生活しているから栄養が足りてないか不安」ということなら、それに合った続きやすい価格の製品を選ぶのはどうかと思います。

1日の摂取栄養素を確認したいなら、『あすけん』というアプリがおすすめです(サプリメントなどの広告が入るので、それには注意)

余談ですが、葉酸のサプリメントは厚生労働省が妊娠前、妊娠中の女性に摂取を推奨されています。


【体の悩み、気になる症状は医療機関に相談を!】

「ちょっと眠りが悪いくらいで病院に行くのはおおげさよね…」
「トイレが近いのは年をとったら仕方がないことだしなあ」
年齢問わず、「たいしたことじゃないと思うから医療機関に行かない」という選択をされている方は多いと思います。

早期発見早期治療は、どんなことに対しても重要です。

サプリメントを飲む、ということはそれに困っているということだと思います。
医療機関にかかって悩みや症状の原因がわかり、治療が早ければ早いほど生活の質は向上しやすくなります。
完全に元通りはなかなか難しくても、治療を始めなかった場合と比べると暮らしやすさが違うことが多いです。

また、たいした症状じゃないと思っていたものが大きな病気の始まりだったというケースも稀ではありません。。

医療機関は待ち時間が長い、平日仕事があるから行けないという方がほとんどという状況は理解しています。
ですが、健康は一生乗り換えができない車のようなもの。
豊かな人生を歩むための優先順位を考えてもらえたら、医療従事者のひとりとして嬉しいです。


【たまに言われる声…】

「医療者として儲けたいから、こういう情報発信してるんでしょう?」
→雇われなので、給与は一切変わりません。
そして、本当に儲けたいならワクチンが安全だという情報発信はしないです。

「ワクチンが危険だ!」
という個人や団体が、発信の裏で何を売ってるか、金額がいくらか、売り方(宣伝フレーズや販売方法)がどうしているかを調べられたことがありますか?
不安を煽るような衝撃的な言葉を用いて、人の目を引き、何をしたいのか。
ここまで考えていただきたいです。

一方私はどうでしょうか?
保身のため、が一番の目的ですが、匿名で勤務先は不明、他のSNS情報はなし。
販売商品はありません。
自己満足ですが、病気や医療の誤情報に悩み困惑する人たちをひとりでも減らしたいという思いがあります。


信じる・信じない、ではなく、落ち着いて考え、判断してもらいたいと思います。
  


Posted by 奄美のとある医療従事者 at 07:40医薬品

2024年09月29日

最強の医療保険はこれだ!



生命保険、医療保険、火災保険など•••さまざまな保険が存在しているのは、みなさんご存知と思います。

その中で今日は、職業柄もあって医療保険に関連して、
『これが最強の保険!』というものを紹介します。

ズバリ、国民皆保険高額療養費制度です。
これらは公的保険の分類になります。

国民皆保険は、日本国民全員が入ってるものですね。
このおかげで私たちは3割負担(人によっては1割や2割)で医療を受けることができます。

社会保険料として引かれる額は年々上がってはきていて家計に痛いですが、
ずっと昔は身分の違いや金銭的な事情で医療を受けられない時代がありました。
そう考えると、国民皆保険はとてもすごいものだと感じます。

そして、高額療養費制度。高額医療費制度と呼ぶ人もいますが、これもすばらしく•••
外来受診も入院・手術、薬代すべてを含めて、収入によって支払う限度額が設けられています。

たとえば、全額100万の医療費がかかった場合、窓口で支払う金額は医療費3割負担の人で30万となりますが、
高額療養費制度を申請していると実質の負担が8万7000円ほどになります(※年収が370〜770万の人の場合です)。
これは年間で何回までという制限はなく、毎月適用されます。


ここだけの話、私は民間の医療保険に入っていません。
以前は月2000円の生命保険もかねた保険に入っていましたが、契約内容をよく見直した結果不要だと判断しました。
年間2万4000円節約できました。

そして、最近知人の奥さんが入院され手術されたそうです。
奥さんの親御さんが医療保険に契約されていたそうで、給付額やこれまでの支払額、医療費と、細かい金額を知人が教えてくださいました。

【某医療保険A】

前納(9年11ヶ月分):1,067,397円(月額換算8,970円)

受け取った保険給付金:290,000円

差額:290,000円 - 1,067,397円= -777,397円

【某医療保険B】

前納(9年11ヶ月分):1,332,260円(月額換算11,196円)

受け取った保険給付金:760,000円

差額:760,000円 - 1,332,260円= -572,260円

実質、マイナスとなってしまっていますね•••


そして、手術費用、入院費用等で実際の請求額は297,718円だったそうです。 
高額医療制度適用により実際に病院に支払った金額は、92,708円とのこと。

結果論となりますが、民間の医療保険に支払っていた保険料およそ2万円を貯金していれば、
9年11ヶ月で238万円を突然の医療費などに対応できる資金にできていた、ということになります。


「何があるかわからないことに備えるのが保険だろう!」
と指摘される方もいらっしゃいますが、日本に住んでいれば医療費は貯金で賄えます。

支払う金額がまだ小さいので、なかなか価値を感じられないかもしれませんが、
日本で公的保険対象となる治療は「国に認められた標準治療」です。
標準治療は世界では『ゴールデンスタンダード』と言われています。
世界の研究データを集め、科学的根拠の上で効果があると認められた、とても信頼性のある治療方法なのです。

「生活に余裕がないから保険が必要だ」
こう考えることは、公的制度や民間保険の内容をよく知らないから、という原因があるかもしれませんね•••?

金融庁が配布している、公的制度のリーフレットがありましたので、ご参考に▼
https://www.fsa.go.jp/ordinary/insurance_leaflet.pdf


先日は、レプリコンワクチンを発売する明治ファルマが、
ネット上でデマを流し続けている個人や団体に激おこになってるよというニュースを見ました。

そりゃあ、ワクチンの作用や免疫機構を理解していない人たちに、ネットで嘘を書かれたらたまったものじゃないですよね•••
もしそのデマを信じて差別や誹謗中傷、暴力が起こったら、というのもありますし、
コロナの重症化リスクが高い患者さんたちがワクチンを打たず、コロナに感染したら•••
想像するとゾッとします。

今回のワクチンデマ騒動は、オイルショックやコロナ禍初期の「トイレットペーパーがなくなるぞ!」のように見えますね。
情報は本当、受け取ってそのまま感情的になるのではなく、まず落ち着くことが必須です。

明治ファルマが一般の方向けに、ワクチンの情報をわかりやすく説明しています▼
https://www.meiji-seika-pharma.co.jp/meiji-rep/for-public/
  
タグ :医療保険


Posted by 奄美のとある医療従事者 at 07:13公的制度

2024年09月25日

ITリテラシーの大切さ



『ファクトフルネス』の本にあるように、
人はドラマティックな表現にばかり目や記憶がいってしまうんだなと痛感しています•••

私の発信している情報は理論的に専門分野を説明しているのですが、
一般の人から見れば”ただの一意見”となるのですね。。
混乱によって厚生労働省や役場、医療従事者たちの仕事が増えないことを祈ります。


「学会や個人クリニックが出してるから、そうなのだろう」
そういった判断は、情報を鵜呑みにしていることと変わりありません•••
声明など情報を見ましたが、免疫機構を学び理解している人たちには
「•••なぜ??」とハテナが頭に浮かぶ内容です。

この団体や医師たちはもともと「新しいワクチンの機序を理解しておらず懐疑的だった」という背景を、
知っている・知らなかったで感情の揺れ動き方は異なってくるでしょう。


ただ、私の目的は議論に勝つことではなく、
「ひとりでも多くの人の不安や困惑を解消したい」ということが目的です。

レプリコンワクチンの作用を説明した記事を読み、理解されたなら
「騒ぎになってたけど、問題ないワクチンなんだね」
と気づくはずです。
このブログを見続けてくださってる方々にはきっと思いが届くと信じて、今日も記事を書きます。


インターネットの発達で、さまざまな情報が得られるようになりました。
ブログ、SNS、Youtube•••
テレビや雑誌と違い、誰でも情報発信が気軽にできる時代となっています。

そのため、専門知識を学んでいない人や、医師の資格を悪用しトンデモ医療をビジネスにしている人たちが
情報発信しているケースも増えました。
テレビや雑誌にも誤った医療情報が多くあり困っていましたが、今は発信者が数え切れないほどいて•••

ひとつの情報を正せばまた違う情報が出て、と、無限のモグラ叩き状態です。。

トンデモ医療系の情報のほうが儲けられるので検索は上位になりやすく、正しい情報は埋もれてしまいやすい状況。
それだけならいいのですが、医療の誤情報は人の健康を脅かし、さらには高額なサプリメントを買わされて借金を背負う人も。

現代においてITリテラシーは、自身を守るための必須の力と言えます。

私の基準としては、訪問や電話、広告、噂話を含め、向こうからこちらに来た情報に良いものは少ないです。
ハズレ情報はお客さんになるであろう人たちに覚えてもらうため、衝撃的でおもしろいフレーズにしてあったり、
ちょこっと専門用語を入れてそれっぽく見せています。
(マーケティングの悪用ですね)

落ち着いて考えて、自分で信頼できる情報源をもとに調べれば、
「あ、これって怪しいものなんだね」
とわかります。

ちなみに信頼できる情報源の基準は、公的機関が発信しているかどうかです。
以前の記事に書いたように、国への不信感がやや強い傾向にある現代ですが、断言します。

公的機関に勤める人たちは、私たちより賢い人たちばかりです。

公的機関の仕組みには非効率的なものがあったり、利権があるんだろうな〜と考えられるものはありますが、
国民に被害のないよう検査していたり、検査の基準を厳しく設けていたり•••
それをするためにはとてつもない知識が不可欠です。
海外の研究データを含め、莫大な量を調べた上で責任を持って決定しています。

〜〜学会のような団体は、名前が知られていないようなものもたくさんあり、
残念ながら信頼できるとは言い切れません。。


餅は餅屋という言葉があります。

たとえば、
野球を習いたい!と思った時、料理人にコーチをお願いしに行きません。
プログラミングを勉強したい!と考えた時、パソコンを触ったことのない人に聞こうとは思いません。

ITリテラシーを鍛えることは、方向性を間違えない上での必須スキルですね。
登山のように方向を誤れば、遭難したり、崖から落ちてしまうリスクが•••
もし方向を間違っても、戻れるうちに早めに対処することが必要です。


次回は公的制度について触れようと思います。
  

Posted by 奄美のとある医療従事者 at 14:25ワクチン

2024年09月24日

製薬会社が儲けることは悪いこと?



「製薬会社はお金儲けばかり考えている」

このようなグチ?をよく聞きます。
政治家、大手メーカー、製薬会社の不祥事や事件はメディアで取り上げられ、
いいイメージはなかなか定着しないかもしれません。

しかしよーく考えてみると、利益がないと会社は回らないです。

家庭も収入があるから豊かに暮らすことができ、健全な職場なら
「自分の頑張りが給与に反映して、家族の喜ぶ顔を見ることができる」
となるはずです。

収入がないと、どうなるでしょうか?

•••企業も同様の流れができると想像できないでしょうか。

製薬会社が利益を得れば、そこに勤める会社員の給与に反映され働き甲斐を感じ、
さらにいい働きができるかもしれません。
そして会社はお金があるので新しい良い薬を開発し、
私たちの生活をより良くする手助けをしてくれることにつながります。

逆に、利益がなければ•••
社員の給与は下がり、働くことに意義を感じられなくなるかもしれません。
新しい薬を開発するお金がなく、またこれまで作っていた薬の製造も維持できない状況となる•••


どちらが私たちの生活にとっていいことでしょうか?

個人消費の観点でも見てみると、給与が上がってる社員はものやサービスを買うことにつながり、
他の業種の経済も潤ってくることも考えられます。
お金が回ることで生活がより良くなる、これが資本主義のメリットだとも言えます。


日本昔話などでお金持ちはずるい、性格が悪いというイメージがなぜかあります。
どんな企業も個人も、不正に儲けていることは誠実性に欠け良くないですが、
真っ当にビジネスをしている企業、個人を批判するのは、批判する人のことを疑ってしまうかもしれません。


『ファクトフルネス』という本にあるように、
私たちの持ってるイメージはドラマティックな表現による思い込みではないか、と
常日頃落ち着いて考える必要があるかもしれませんね。


新しいワクチンが出ても、慌てず正しい情報を得ましょう。
レプリコンワクチンについての記事はこちら▼
https://amamimedi.amamin.jp/e859844.html  

Posted by 奄美のとある医療従事者 at 06:21経済

2024年09月23日

ワクチン忌避は昔から?



昨日の記事をご覧くださった方々、ありがとうございました!
問題の記事が現時点で閲覧数1位となっており、どうすればいいのか悩みますが•••
淡々と繰り返し伝えていくしかないんだろうなと思います。

仕事があるので毎日更新はできませんが、できる限り続けていきます。

(医師会の先生方が、市民のみなさんに向けて情報発信していただけると少しずつ変わってくると思います!
お忙しいとは思いますが、何もしなければ何も変わらないままです•••
先生方自身が難しいようなら外注したり協力者を募るなど、どうかお願いいたします)


今日は短い記事ですが、ワクチンへの疑いは昔から存在します。

天然痘ウイルスが世界でまだ感染拡大している時代。
「牛の乳搾りをしていて牛痘(ぎゅうとう・牛がかかる天然痘)にかかった人は、天然痘にかからない」
という話をヒントに、ジェンナーという人が『種痘』という予防方法を生み出しました。
この種痘のおかげで天然痘の抗体を作り、人々は安心して暮らせるようになりました。

日本にこの種痘が入ってきた時は1849年、
「ワクチン打つと牛になる」
という噂話が広がり、ワクチン忌避が広がったと言われています。

今の時代の人たちなら、「そんなこと起こるわけがない」と思いますよね。
笑ってしまう人たちもいると考えますが、しかしmRNAワクチンについて同様の現象が起きているのではと感じます。

効果の仕方が複雑だから、理解するには知識が必須となります。
ワクチンの誤情報はそれにつけこんで、本当のことと嘘を混ぜて発信されています。
(最近は病気の症状を混ぜ込んでいるものも見ますね)

嘘と本当を混ぜて話すことは、詐欺師がする方法と同じですね•••。

ノイジーマイノリティ、エコーチェンバー現象というものが存在しますので、
受けた情報を鵜呑みにするのではなく、5分間落ち着いて考える習慣が必須です。

ネットリテラシー、ヘルスリテラシーを身につけて、生活の質を上げていきましょう!
私は冒頭の写真のように、みなさんが笑顔で過ごす姿を見るのが嬉しいです。  

Posted by 奄美のとある医療従事者 at 07:05

2024年09月22日

レプリコンワクチンについて



以前使用していたアカウントのパスワードを忘れてしまい、ログインできなくなったので•••
改めてブログを作成いたしました。
非科学的な主張をする方と議論をするつもりはないため、コメントは一切不可とさせていただいております。
改めて、どうぞよろしくお願いいたします。

先日、レプリコンワクチンについて誤った情報が配信されているのを見かけました•••
とても悲しい気持ちです。

コロナワクチンが出始めた頃は『ワクハラだ』と、情報発信を責められたものですが、
今回はワクチン接種する人々への差別行為につながらないかと危惧しています。
(ちなみに、私は打ちます。1万5000円と高額ですが、医療保険をアテにしたり、コロナの症状で仕事に支障が出るほうが高くつくと判断したためです)

ネットで検索すると「日本看護倫理学会」の声明や個人クリニックがヒットしますが•••
もともとコロナワクチンへの懐疑的な考えを発信しているところで、情報に偏りがあります。
免疫機構を説明してくださいと聞いても、答えてくれなさそうな印象•••。

Google検索でヒットするものが正しいとは限らないので、注意しましょう。


レプリコンワクチンですが、カタカナで新しい名前なので警戒する方がいらっしゃると思います。
作用の仕方については、従来のmRNAワクチンのパワーアップ版です。

結論からいいますと、ワクチン接種者からシェディング(伝搬)することは一切ありません。
こういった内容はコロナウイルス自体と情報が混ざっている印象ですね•••。

mRNAワクチンは、ウイルスそのものではなくウイルスの設計図を体内に入れ、
その設計図をもとに体の中でウイルスに対抗する免疫を作ります。
病原体のウイルスが犯罪を起こした犯人、免疫が警察とすると、
『犯人の似顔絵を警察に覚えてもらい、犯人を見かけたら警察に対処してもらう』
こういった感じです。
(発信内容を見て、信頼できるサイトに書かれていることからまねて表現しました)

レプリコンワクチンが、このmRNAワクチンのパワーアップ版と先に書きましたが、
レプリコンとは「自己増殖できるウイルスの遺伝子」です。
この説明だとウイルスそのままのように聞こえますが、mRNAワクチンと同様、
感染や病気を起こす能力が失われているものとなるため、接種しても感染症にかかる心配はありません。

レプリコンは主に、
・コロナウイルスのスパイク抗原(ウイルスの設計図、つまり「犯人の似顔絵」です)
・RNAレプリカーゼ
これらふたつのRNAからできています。

RNAレプリカーゼは酵素の一種で、ウイルスの設計図を効率よく増やすことができます。
これまでのmRNAワクチンに比べ、この酵素のおかげでウイルスの設計図が少なく済む形となります。
似顔絵をコピーしてくれているような存在ですね。


よく言われる心配事を簡単に説明しますと、

○使用するのはウイルスの設計図で、病気を起こす遺伝子は含まれていません。

○mRNAは染色体に入らないので、染色体DNAに組み込まれません(遺伝子操作されません)。

○mRNAの自己増殖には限度があり、無制限に増え続けることはありません。

○成分はいずれ体内で分解されていくため、体内に残り続けることはありません。

○ウイルスのスパイク抗原に感染力はないため、他人に伝染することはありません。

○副反応の報告は増えておらず、mRNAワクチン同様、安全で効果的なワクチンです。



ワクチンを接種するしないは個人の判断に任せますが、
誤った情報をもとに判断することはとても残念に思います。
正しい情報源から考え、判断してくださいね。
(たいてい、一般の人たちの間で出回る医療情報はデマであることが多いです)


反ワクチンは陰謀論のひとつと言われてます。
陰謀論にはさまざまなものがあるようですが、
政治不信や原因他人論がおおもとのように考えます。

政治の不透明性や増税など要因があるのはわかりますが、それを誰かのせいにしても自分の生活はよくなりません。

近年勉強していて実感するのですが、日本は公的制度に恵まれています。
国民皆保険といった公的保険、公的年金など•••
恥ずかしながら、勉強していて初めて知った制度がたくさんありました。
これらを知ると、余分な民間保険に入りすぎていないかを確認することができます。
(そうすると月々の保険料を見直すことも可能となります)

日本に生まれてきて自分は運がよかったと思えるようになりましたが、
本に出会い、時代とともに世界は豊かになっていることを実感しました。

2019年にベストセラーとなった『FACT FULNESS(ファクトフルネス』、ぜひみなさんに読んでいただきたいです。


来月には奄美市主催のイベントがあるようですね。


https://www.city.amami.lg.jp/kikaku/event/10051ikaken.html

これも勉強になると思います。


子宮頸がんのキャッチアップ接種終了期間も迫ってきました。
対象の女性は接種の検討をお願いします。
当時騒ぎになった副反応は、ワクチンの成分によるものではなかったという報告がどんどん出てきています。
東京では男児も公費対象となるほど。

子宮頸がんも、コロナ感染も、麻疹も•••すべての病気は、できることならならないほうが絶対にいいです。
病気の恐ろしさを知っているからこそ、断言できます。

何事でも、目先のことだけじゃなく総合的に考えて選択することがベターです。

生活の質を長くよくするため、正しい医療情報を知り判断していきましょう!
  


Posted by 奄美のとある医療従事者 at 07:32ワクチン